通訳案内士 使ってみた試験対策本レビュー☆

以前は難関と言われた国家資格、通訳ガイド試験も、
近年はとっても易しくなり、合格者率も22%を超えるようになっています。
TOEICで試験免除制度もできて、英語がある程度できて常識がある程度あれば、独学でも簡単に受かるようになりました。
私も、実質1か月程度の独学で受かることができました。

今回は、ある程度英語力はあるという前提で、いくつかの参考書籍のクチコミを書いてみます

 
(国家資格なので履歴書記載用にとっておくのは悪くないと思いますが、もし仕事を当てにしているならば、
こんだけ大量に合格している中で通訳案内士の仕事だけではまず食っていけません。特に英語で都会在住の場合。
また、試験通過より実際の仕事で勉強しなければならないことの方が何千倍もあります。真面目にこなすならば、通訳ガイドは資格より資格取得後の方がはるかに大変な仕事です。)


 

通訳案内士試験 参考書レビュー

■一次試験 
   ⓪外国語試験は試験免除で迎えると楽 
   ①まずは近年の傾向を知ってから対策を! 
   ②出そうなとこ・自分に不十分なとこを重点的に勉強する
   ③ほぼ四択問題なので、前後の問題から推察できる答えも。なんとなく把握していれば解ける問題もいくつもある

  • まずは過去問3年分!
  •  オススメ度☆☆☆☆☆
      まずは過去問から見ておきましょう。JNTOのHPで公開されています。
      易しくなった近年2、3年分の傾向だけ見ればOK。
      http://www.jnto.go.jp/jpn/interpreter_guide_exams/question_archive.html

  • 『通訳ガイド 地理・歴史・一般常識完全対策 』
  •  オススメ度☆☆☆☆
     

      私は、赤い方を参考にしました。過去問がテーマごとに分類されて載っています。
      赤い方は、けっこう昔のまで載せていて、けっこう細かいんだ!とややビビらせられました。が、実際はもっとレベルが易しくなっていたので、踊らされて突っ込んだこと勉強しすぎたかも、とちょっと後悔。
      上記にも書いていますが、まずは過去問で近年の傾向を見てから、自分に足りなさそうなところを重点に勉強してみましょう。
      通訳案内士試験対策本ってそんなにないので、これは代表格。対策本は一つ買ってみて損はないと思います。英語以外のバージョンもある。
      こちらの本は、各科目ごとの最後のページにキーワード集が載っていて少し参考になりました。

  • 『英語通訳ガイド試験 問題と解説』
  •  オススメ度☆☆

     八訂版ではだいぶ改訂されたようです。私は七訂版をもらったのでこのレビューは参考にならないかもしれません。
     こちらの参考書は、とにかく過去問を大量に掲載しています。本もやや厚いし、値段も高い。七訂版にはかなり昔の問題を載せすぎていて、こんなに難しいのか??とかなりマニアックな試験という印象を受ける本でした。
     構成や見た目も面白くないし、ほとんど使いませんでした。八訂版はまだチェックしていませんが、改善されていることを期待します。

  • 『超速 最新日本文化史の流れ』
  • オススメ度☆☆☆☆☆

     こちら、とてもわかりやすく短く系統別にまとめられていて、私にはとても参考になりました。
     ほとんどの教科書は、時代ごとに進むと思いますが、
     こちらは、「仏教史」「建築・彫刻史」「史学史」「神道史」「学問・思想史」「茶道史」「絵画・工芸史」「文学史」「芸能史」などのテーマごとにまとめられていて、すごく整理して覚えやすかったです。
     ドラマ風にやや面白く展開しているので、さっと読み通すこともできます。

  • 日本史の教科書
  •  オススメ度☆☆☆
       
      日本史の教科書といえば山川出版のが有名ですが、日本史の流れがさっとわかればなんでもいい。
      全部ではなく、文化史中心に、出そうな時代・カテゴリーを読みこんでいく。
      自分の高校時代の教科書でもいいけど、今のを見てみると、「あれ?こんなん習ったっけ?」ってことがちょこちょこあって面白い。歴史も少しずつ変わっているんですね。  

  • 『日本史図録』
  •  オススメ度☆☆☆☆

      出題方針で「地図や写真を使った問題を出題する」と明記されているからには、
      どこの出版社のでも、親戚のものでもいいから、日本史図録は用意した方がいい。
      時代の流れ順にカラーで掲載されていると頭に入りやすいので。
      全部を読まなくても、他の問題集や参考書を見ている中で該当部分辺りをさっと参考にする程度でOK。

  • 『完全制覇 国内旅行 地理』
  • オススメ度☆☆

      こちらは、通訳ガイド落ちたら地理検定受けるときにも使えるし、と中古で購入してみました。通訳ガイド試験にはあまり必要なかったかも?
      けど、「各地の主なみどころ」「温泉」「国立公園」「湖・川」「民芸品」「祭」などテーマごとに全国地図と各名称(穴埋め式)が載っていて、ここにこれだけあると視覚的に分かり易く、通訳ガイドになってからも参考になる。
      ちょっと通訳ガイド試験には細かすぎるけど、変に白地図本を買うよりはいいかも。

  • 『脳を活性化させる!書き込み式地図ドリル』
  •  オススメ度☆☆☆

      他ブログで参考書として挙げられているため、amazonだとよく紐づけられていますよね。みんな参考書探しに苦労しているんだなということがわかります。私も適当な地図本が見つからなかったのでのっかって買ってみました。
      「山」「川」「名産」などのテーマごとに1見開きでまとめられていて、各見開きごとに白地図がどかーんとあって、穴埋め式に全国の各名称を書き込んでいく形式です。
      都道府県名などけっこう初歩的なことや、逆に通訳ガイド試験に不要なテーマも半分くらいあるけど、基本的な地理を頭に入れるには十分役にたったかな、と思います。全部やらず、必要そうなところだけさっと頭に入れてみましょう。

      こちらもいいかも☆→通訳案内士試験対策<最強の地図帳>(1)項目別地図帳

  • 地図記号、地形図の読み方を知っておく
  •  オススメ度☆☆☆☆☆
    国土地理院 地図記号一覧 http://www.gsi.go.jp/KIDS/map-sign-tizukigou-h14kigou-itiran.htm
      2015年も出題されるかはわかりませんが、知らないと解けません。
      地形図の読み方を忘れているようなら、書店で中学の地理の教科書立ち読みでも。

  • 『最新最強の一般常識 最新時事』
  •  オススメ度☆☆☆
     
      一般常識対策が一番難しい。「最新最強」シリーズは、就活生に売れているということで買ってみましたが、半分は不要。ほとんど出なかった。とはいえ、一般常識・時事を体系的に端的に学ぶには一つこういう系統の本も参考になります。

      

  • 普段からニュースや新聞を見ておくこと。特に昨年・今年のこと
  •  オススメ度☆☆☆☆☆

  • 訪日外国人数、国別順位、ビジットジャパン事業等について知っておく
  •  オススメ度☆☆☆☆☆
      国土交通省 観光白書 平成27年度版概要
      観光庁 訪日外国人消費動向 http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/syouhityousa.html
      訪日外国人数などについては頻出なので、訪日国上位5位くらいは覚えておく。

  • ハロー通訳アカデミー院長のブログ
  •  オススメ度☆☆☆☆☆
      無料でいろいろまとめて公開してくれています。
      「通訳案内士試験対策<日本地理予想問題><一般常識予想問題>(最重要事項のまとめ)(PDF版)」

     

    ■二次口述試験 
       ①まずは近年の傾向と今年の試験形式を知る
       ②想定されるテーマを30~50くらいあげてみる
       ③想定テーマへの答えを用意・暗記しておく

    2015年度もまた前年から少し変わるみたいです。通訳とショートスピーチということですが、おそらく自分のことと、日本に関する50くらいのキーワードについて話せるようになっていれば、あとは応用を効かせて今年もなんとかなるのでは?
    英語がある程度話せて、面接で緊張しすぎないことを前提にして、日本の事象について説明する知識と専門用語は、英語を話せる人でも勉強しないといけません。一次試験よりも勉強に時間がかかるので、一次が終わったらちょこちょこ対策をスタートした方がいいと思います。(私は結局直前まで放ってましたが、けっこう調べたり、自分で話せるようになるために練習したりで何日も徹夜するハメに・・ ×0×)

     
    私の場合は、下記参考文献やインターネットを複数参考にしながら、いくつか出そうなテーマについて、自分の言葉で話やすい・覚えやすいようにA4半分くらい、1~3分くらい分にまとめて暗記しました。
    一語一語正確に覚えなくても、聞かれたら説明できること。通訳できること。これが大事です。
    [まとめたテーマ例:自分の出身地の名産・日本の気候・日本の地形・地震・和食・天皇・神道・日本の宗教観・本音と建前・新登録の世界遺産・和紙・茶道・わびさび・おもてなし・東京五輪・歌舞伎・能・江戸時代・侍・着物・浮世絵・相撲・富士山・年末年始・祇園祭・桜・花粉症・就職活動 etc.]

     

  • 試験対策、昨年のレポートを調べる
  •  オススメ度☆☆☆☆☆
      CEL 2014年度2次面接試験レポート 
      ハロー通訳アカデミー院長のブログ http://blog.goo.ne.jp/gu6970
      各資格対策学校を受講すると何万もかかりますが、掲載情報を見るのはタダです。
      どのテーマについて用意しておいた方がいいか、情報を集めてしぼりましょう。
      実際にいわれた対策ポイントから出題された!という人もいました。

  • CEL 通訳ガイド2次試験対策セミナー
  •  オススメ度
      http://www.cel-eigo.com/event/semi_guide_2semi.html
      私は東京以外に在住、お金も時間も余裕がない独学者だったので、こういう学校には興味がなかったのですが、新制度の年だったのでみんなどう対策しているのか気になってDVD受講してみました。(当時もう少し安かったような・・)
      このセミナーは、本当に概略説明で、試験要綱を読み込んでいくのと、心がまえ的なことくらいだったので、お金に見合う価値はあったのかな~??まあ、でも他の受験者の雰囲気とかはつかめたかな。
      これだったか忘れましたが、面接はある程度きっちりとしたスーツなどでいくべし、という話は参考になりました。中には着物まで着ていく人もいる。ジーパンでいかなくてよかった~

      もちろん、セミナー受講後に入会できる2次対策試験コースはお金はかかるけど、実践的に訓練できて良さそうかな、とは思います。

  • 『英語で日本紹介ハンドブック』
  •  オススメ度☆☆☆☆☆

      これは、単語ごとにうまく説明がまとまっているほか、表やグラフデータ、外国人の疑問点なども載っていて、今でもよく参考にしています。

  • 『新・英語で語る日本事情』
  •  オススメ度☆☆☆

      CELの人が作っているので、わかりやすい英語で試験に役立ちそうなキーワードがたくさん載っています。
      対話形式の文だったり、パラグラフが短かったりするので、そのまま暗記に使えるわけではないけど、簡単な表現を組み入れるのに役立ちました。
      時間がなかったのでCDは封を開けずのまま。。

  • 『日本文化を英語で紹介する辞典』
  •  オススメ度☆☆☆

      こちらは、キーワード数が多く、説明文も上記参考書よりは一番濃い気がします。
      けど、英語が文語調で覚えにくい。なので参考にしつつ、自分流にアレンジする必要はあります。

  • 『英語で伝えたいふつうの日本』
  •  オススメ度

      CELついでに取り寄せてみました。う~ん、これは会話形式で30テーマ載っているんだけど、通訳案内士試験対策としてはまとめづらいし、情報量が少ない。英語を普通に話せるようになりたい人用の一参考本。

     

    あんまり覚えていないのですが、私が参考にしてみた本の感想を書いてみました。
    今は他にもいろいろ出てますね。通訳案内士試験対策専用の本は少ないので調べるのが大変ですが、いい参考本に出会えることをお祈りしております!
        

    通訳ガイドになってから参考になる本リストはまたいつか!


    follow us in feedly
    2015-08-10 | Posted in 日本の文化など2 Comments » 

    関連記事

    コメント2件

     One of 普通のおばちゃん | 2015.12.15 17:19

    来年度の通訳案内士試験を受験しようと考えている中年おばちゃんです。こちらの記事がよくまとまっていてこれから独学で受験勉強するにあたり大変参考になりました。2次試験対策も独学でやってやれないことはないようですね。役立つ&励みになる記載に感謝です。ありがとうございました^_^

     ordinarylifeinnagoya | 2015.12.15 23:27

    コメントありがとうございます!
    独学の方もたくさんいらっしゃいますよ☆
    でも、年度ごとに試験内容や傾向があるので情報収集は必要です。
    何かご質問などありましたらお気軽にご連絡ください。
    ご健闘をお祈りしております。

    Comment





    Comment